引越しにまつわる風習は県によって異なる?

香川県では、引越し蕎麦の代わりに「引越しうどん」の風習があるそうです。

それも新居のお風呂の中で食べるのが慣わしとか。流石はうどん処!

(今も行っているお宅は、それ程多くは無いようですが。)

 

他にもその土地ならではの引越しにまつわる風習があるのでしょうか?

少し調べてみました。

まずは沖縄県

いわゆる「大安吉日」のような縁起の良い日を選ぶのですが
使用する暦が、普段使用している新暦(太陽暦)ではなく「旧暦(太陰太陽暦)」です。

(沖縄では引越しに限らず、重要行事の日取りには旧暦が使われています)

 

旧暦は月齢を元に作られた暦で、沖縄で売られているカレンダーや手帳には
これが記載されているものが多くあります。

また、月齢は潮の満ち引きとも密接な関係がある事から
大安で満潮の日の引越しが縁起が良い」とされています。

 

ただ大安を選ぶよりも更に日にちが限られますから
その日は引越し業者は大忙しでしょうね。

 

そして引越し当日、最初に部屋に入れるものは「シママース(塩)と味噌」です。

 

これからここに住むのでよろしくお願いします、と神様にご挨拶するんですね。

(この時お米とお酒も一緒にキッチンに置く・お酒とお米は部屋にまく等
いろいろな情報がありました。地域によって少し変わるのかも知れません)

 

さらに関西地方には、一番最初に鏡を運び入れるという風習があります。

 

鏡には「女性の魂が宿る」と考えられていて、一説には旦那さんが持って運び入れると
夫婦円満でいられるという話もあるそうですよ。

(万が一割ってしまったら大変な事になりそうですね…)

 

引越しは生活における一大イベント。
良いスタートを祈願したい気持ちは、皆同じという事ですね!